PREV | PAGE-SELECT | NEXT

    ≫ EDIT

    ものべの 感想

    作品名ものべの
    メーカーLose発売日2012年4月27日
    原画curaシナリオ進行豹・詠野万知子
    佐藤ひろ美、Junko、上条ひずる、神凪琉榎、Pricoムービーろんず
    対応OSWindows XP/Vista/7お気に入り度6/10
    ディスクレス点数74点
    プレイ時間約15時間(管理人基準)



    ――今日もし見つけられないことでも、ちょっとずつを積み重ねるうちに、見つかる明日は来る。



    さて、ぶっちゃけ前作のゴスデリはライターが違うとはいえ、酷い投げっ放しエンドだったので不安だったのですが、見事にそんなものは吹き飛ばしてくれました。
    CGとエロシーンの豊富さ、、秀逸な背景、そして意外にもシリアスなシナリオ。

    蓋を開けて見れば、ADVとしては四月に発売されたタイトルの中でも随一の出来を誇るんじゃないか、それぐらいのクオリティでした。正直予想外。
    ただ、全体のクオリティは高いものの、シナリオはあともう一歩って所でしたかね。悪くはないし、むしろ良かったんだけど、もう一声欲しかった。


    そいじゃ、詳細な感想へ。(一部ネタバレ部分は反転で読めるようにしています)



    攻略できるヒロインは夏葉、ありす、すみの三人。ぺドロリペドと一部の方には大好評のメンバーです。(ぇ
    攻略はあくびが出るほど簡単。というのも、夏葉ルートはいわゆるグランドEDのため、ロックが掛かっており、残り二人を攻略するまではルートに行けないためです。
    また、その二人も共通ルートの最後の選択肢だけで分岐するので迷いようがありませんね。攻略もお好きなように進めてOKですが、あえて薦めるならば、すみ→ありす→夏葉の順で行くと良いかも。


    システムについて。
    ですが、これはちょっと凄いですよ、奥さん。前作ゴスデリは一本道に加え、全画面に文章を表示するノベルタイプだったためか、特に目を引くようなシステムはなかったのですが、今作は一味違う!
    スキップ、バックログ、ホイールでの文章送り、個別のボイス設定、右クリックでのウインドウ消去など、基本的な項目はもちろんのこと、目パチ、口パクアニメのON・OFF、場面ジャンプ&チャプターリストなどがあります。

    そして、特にありがたい&衝撃的だったのが場面シークバーなるもの。これは通常のADV画面の左下に表示される、自分がそのチャプター内のどの辺りまで読んだのかを確認できる代物です。これのお陰で今日はここまでにしておくか……って感じの区切りが付けやすいですし、自分がどの辺りまで読み進めたのかが視覚化されて分かる、というのも素晴らしいです。次回作にも是非付けて欲しい機能ですね。

    あ、あと地味にセーブデータの削除機能があるのも良かったです。セーブデータがごちゃごちゃしてると嫌なので、助かりました。


    次に原画。絵に関してです。
    たぶん、この作品で最もハイクオリティ所。背景は美麗で、田舎の雰囲気が良く出てて素晴らしいです。こういうところに旅行で行ってみたいと思わせる力作……しかもモデルになった場所もあるそうです。気になる方はグーグル先生に訊いてみましょー。
    バイク買ったらツーリングに行こうと硬く誓った私なのでしたまる

    んでCGなどですが、今作から塗りのスタッフが一人増えたためか、前作より凄く綺麗になっている感じがしますし、それに伴いcuraさんの負担が減ったためか、前作にあったような、「なんかおかしくね?」 って感じの絵が無くなったのも高ポイント。大体の方は満足できる出来だと思います。
    あと立ち絵のポーズは一種類しかないのですが、服装差分が豊富……特にありすと夏葉の服はコロコロ変わるので見てて新鮮でしたね。エロシーンでも下着がちゃんとそれぞれ違うのも素晴らしい。エロシーンでいつも下着が同じのメーカーは見習って欲しいところ。


    次にメインのシナリオ&キャラクターについて。
    世界観は現代の高知県。その山奥にある寒村が舞台。特殊な点としては人と妖怪がナチュラルに共存しているところですね。
    キャラクターはどれもしっかり立っていて良いのですが、掘り下げがやや足りないかな、という印象。まあ、人物というよりはあくまでキャラクターといったところ。特にありすにその傾向が強い気がしました。
    ここらへんはヒロインの高感度が最初からMAX超えてるのも原因ですかね。でも、、だからと言ってキャラが可愛くないとか、そういうことはないのでご安心を。
    最近やったエロゲのキャラが濃い目のやつばっかりだったのもあるので、私の感覚が麻痺してるからってのもありますしね。

    主人公の透はHシーン以外はフルボイス。ビジュアルが若干キモい気もしますが、真面目で心優しい鈍感な好青年、といった所。声もあっていて良かったです。
    あと彼はエロゲでは珍しいことに医大生です。正直、私は医療ドラマ程度の知識しかないんで、そこら辺が良く掛けてるかは判断できませんが、ちぁyんとメモやら救急セット持ち歩いたり、サポート付きとはいえ、突然の事故での怪我人の対処をしていたりと、しっかりした主人公だったと思います。
    まあ、当然のことのように年の離れた妹に欲情する辺りはエロゲなんで仕方ないですよね(笑)

    キャラクターのCVはどれも良かったと思います。特に夏葉は年齢ごとに声をしっかり使い分けていて感心しました。あと通常時の夏葉の声色の使い方がリアル……というか生々しいぐらいでしたね。お陰でエロシーンでは妙な罪悪感が(笑)
    ただ、尚武先生が若干微妙だったかな。少し棒っぽい気がしました。声自体は良い感じだったのでそこまで気にはなりませんけど。

    以下は男女別お気に入りキャラ。

    男……飛車角、尚武、透。
    女……ひめみや、滝女郎、ありす、菜穂子、夏葉、すみ。

    特に飛車角の男っぷりは必見。製品版で一番株が上がったのは飛車角ですね、間違いなく。ただ、エピローグのあの扱いは笑ってしまったけど(笑)

    テキストは読みやすいですね。一人称で進んでいく、平均的なエロゲの文章。あと、複数ライターらしいですけど、そこら辺は特に感じられなかったですね。目を引く点はないですが、文句もないです。

    さあ、シナリオについてですが。
    共通ルートでは六年ぶりに帰省した、透と夏葉が暖かく迎えられ、ほのぼのと過ごして行く……というものですが、共通ルート終盤で夏葉が突然大人(推定、高校生から大学生ぐらい)に成長してしまい、さあ大変。
    夏葉の身を襲ったのは病なのか妖怪の祟りなのか、そして元の姿に戻すことは出来るのか……というお話。基本的に夏葉を襲った病気or祟りに立ち向かっていくストーリー展開。また、前半の空気とは一変してシリアスになります。

    妖怪や村独自の民間信仰なんかも絡むので伝奇モノとしての側面も強いです。正直、話にはあまり期待していなかったのですが、どうして中々。文章の読みやすさも相まってどんどん進める気が起きます。

    ただ、若干山場の魅せ方が下手というか、イマイチ盛り上がりに欠ける印象がありましたね。文章が淡々としているのもそれに拍車を掛けている気がします。

    しかし、じゃあつまらないのかというと、それは違います。山場の魅せ方が微妙なだけで、お話自体は面白いです。民間信仰の部分も実在のモノを参考にしているだけあって、そこそこ描写されますからね。ここら辺は新鮮でした。
    あと田舎モノってだけあって雰囲気が良いのもプラスですね。背景の綺麗さも加わって、田舎ええなあ……って純粋に思えました。
    あとあと、ゴスデリと違って投げっ放しじゃないのも良かったです。(これは当たり前だけど)
    最後にこれは賛否両論だと思うんですが、老化が進みお婆さんになった夏葉の顔を出したのは良い判断だったと思います。シナリオ的にも必要な描写だったと思いますし、何より例の写真が生きますしね。あそこで辺に妥協しないで顔描いたのは本当にGJ。
    また、エピローグはベッタベタのド定番でしたが、思わずニヤニヤしてしまいました。この手のしばらく離れた後で、数年後に再会ってパターン好きなんですよねえ。ご馳走様です。

    音楽について。
    BGMは曲数も多く、クオリティも中々。いかにもな感じの和風テイストの曲が多いです。
    ボーカル曲は以下の通り。

    OP……夏果
    ED……月下の祈り、涼風、千の古、明日今日よりもずっと。
    グランドED……君と紡いでく物語。
    の計六曲と豊富。ただ、曲のクオリティは夏果以外は微妙な気も……まあ、好みの問題ですが。
    お気に入りは夏果、君と紡いでく物語。

    夏果はボーカルが佐藤ひろ美さんで流石の安定感。夏らしい、瑞々しい感じのメロディと優しい歌詞、包んでくるような歌声が印象的。あと曲名がクリア後に見ると中々、感慨深いです。
    君と紡いでく物語も最後締めくくるにぴったりの曲。初めて聞く歌手の方でしたが、良かったです。

    最後にエロについて。シーン数は以下の通り。
    夏葉……10(本番5)
    ありす……6(本番3)
    すみ……5(本番4)
    とおこ……2(本番1)
    ちま……1
    ひめみや……1
    滝女郎……1
    菜穂子……0.5(本番無し)
    夏葉&ありす……2(本番無し)

    多いですね(満面の笑みで)しかも、これは予約特典のシーンを除いた数字なので、特典を当てると更に増えますし、これから追加パッチも出るそうなので、最早抜きげー状態。おまけにどのシーンも尺はそれなりにあるので実用的でもあります。
    LoseさんマジGJ。エロゲはこうでなくっちゃ。
    しかし、夏葉とすみのCGは犯罪臭が半端ないです(笑)

    おしっこは四シーン。特に予約特典のありすのジョッキが素晴らしいです。SEちゃんと付いてるのも素晴らしい。是非、次回作にも取り入れましょう(真顔)

    ……あとアペンドでもFDでも良いからひめみや様と滝女郎のエロ追加して欲しいな(チラッ


    感想は以上です。
    いや、本当に点数80にするか迷ったんですよね。シナリオが本当にあと一歩。惜しい。昨今のメーカーに比べて、エロにも力を入れてくれているので気持ちの上では良作なんですけどね。
    ただ、このメーカーはこれからも成長してくれると勝手に思っているので、その期待も込めて80一歩手前の点数にしました。
    とりあえず、田舎モノが好きな方、そしてロリコンの方はまあ、買いましょうよ。(ニッコリ) 予約特典も実質初回特典みたいなものでなんとパッケージに本体とセットで入っているので、まだ買ってない方はソフトを見かけたら急いでレジへ(笑)

    あ、あと本気で、お姉さん組みにもエロ追加を期待しています。(土下座)
    関連記事

    | エロゲ感想 | 18:59 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

    COMMENT















    非公開コメント

    PREV | PAGE-SELECT | NEXT