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聖エステラ学院の七人の魔女 感想

作品名聖エステラ学院の七人の魔女
メーカーAstronauts SIRIUS発売日2013年3月29日
原画M&Mシナリオすまっしゅぱんだ、霧島へるん、ヤマガミユウ、夜野赤月
みとせのりこムービーMIDPINE
対応OSWindows XP/Vista/7お気に入り度5/10
ディスクレス点数64点
プレイ時間約14時間(管理人基準)



――魔女となった少女は、叶わぬはずの夢を叶える力を得る。
――力の代償は、夢を叶えた果ての存在の抹消。



のっけからネガティブ発言で申し訳ないですが、一言で言うなら期待外れでしたね、はい。エロは個人的原画家ランキングトップ3に入るM&Mさんの濃厚な絵と塗り+アストロノーツお馴染みのボリュームのあるテキストで申し分なかったのですが、シナリオがね……うん。
抜きゲにシナリオを求めるのはナンセンスだとしても、カッコイイOPムービーとかダークな設定見せられると期待してしまうのはエロゲーマーの性……それに前作デモニオンはゲーム性+抜きという二つの要素を見事に(ゲーム性の方は流石に荒くはありましたけど)両立させられていたので、ゲーム性を捨てて(しかも、ライターの数も大幅減!)完全ADVになった本作ではついにシナリオ+抜きの合わさった素晴らしいものが出てくると期待していたのですよ、結果はあれでしたが。

ネガるのはこれぐらいにして、詳細な感想に行きましょう。(一部ネタバレ部分は反転で読めるようにしています。また、画像はあくまでサンプルですので大幅に縮小しています。画像の著作権はアストロノーツ様にあるため、無断転載はお止めください)




◆攻略ヒロイン&ルート構成。

攻略出来るヒロインはしらせ、鏡花、茉奈、ドリス、いすか、智美のメイン六名に加え、和子、城之園の八名。一応、後者二人はサブですが、他社のそれよりはちゃんとしたルートが有り、エロも豊富です。
ちなみに、しらせルートは所謂グランドルートの位置付けなので他のヒロイン全てをクリアするまでロックが掛かっています。

攻略順は好きにやるのがベストだと思いますが、鏡花、茉奈ルートはそれなりに情報の開示があるので後半まで情報伏せておきたい人はご注意を。
個人的には本筋にまったく関係ない城之園辺りをさっさと終わらせてしまうことを推奨。

攻略はマップ選択型で狙いたいヒロインのアイコンが表示されている所をクリックすればOK。ルートに入るとADVパートでバッドかハッピーエンドに別れる選択肢が出てきますが、どれもあからさまな内容なので迷うことはないでしょう。

ちなみに本作も前作に続いて全ルートクリア後にハーレムルートが用意されています。
また、和子のバッドエンド(?)のみ入り方がやや特殊でヒロインの誰ともフラグを立てず、その上で和子の誘いを断り続けていると入れます。


◆システム周り。

スキップ、バックログ、オートモード、個別のボイスオンオフ設定、右クリックでのウインドウ消去などが備わったオーソドックスなタイプ。というよりデモニオンの時とほぼ同じシステム。


◆CG。

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(鏡花ちゃん推しで)すまんな。
CGはもう、流石の一言。100枚越えの超ボリュームの上に萌え絵では味わうことの出来ない、濃厚で妖艶かつ美麗な絵柄。いつもお世話になってます、色々と。
M&Mさんの最大の強みは原画の上手さもさることながら、原画・塗り師のコンビのため、メーカーやグラフィッカーが変わっても塗りが衰えない・変わらないことですね。あと、乳輪大きめで陰毛描いてくれるのも素晴らしい。


◆キャラクター&ボイス。

キャラクターは個性は十分に出ているものの、全体的に薄味。
掘り下げもあまりなく、イチャイチャシーン=エロな感じなのでそこら辺を期待している人には残念な感じになるかも。

主人公の勇稀人くんはルートによってブレがあるものの、好きな子には一直線、自分から攻めていき、オマケに優しい、そして熱血……出るゲームを間違えたとしか思えないぐらいに真っ直ぐな子なので万人に受け入れられるでしょう。
ただ、勇稀人くんに限ったことではないのですが、キャラ全員ツメが甘いというか、シナリオの都合上アホにされている部分があるのが玉に瑕。そうしないとアレなシーンに持っていけないという大人の都合が透けて見えているのが残念でしたね。


以下は男女別お気に入りキャラ。

男……なし。
女……鏡花、祥子、茉奈。

鏡花と茉奈はもうキャラデザの時点で好きだったのですが、ダークホースというか文字通り伏兵だったのが祥子お姉さん。彼女は茉奈ルートのみに出てくるサブキャラなのですが、とにかく魅力に溢れていましたね……以下ご尊顔。

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緑髪はそれだけで問答無用で不人気扱いされてしまう昨今の風潮に待ったを掛けるべくやって来たといっても過言ではないでしょう。その眩しい笑顔、好奇心旺盛かつ、それを満たすためなら平気で厄介事にも首を突っ込むお転婆ぶり(褒め言葉)。
オマケにサブキャラなのに純愛・陵辱、両方のエロが用意されている上に非エロシーンの単独イベントCGまで用意されている圧倒的ヒロイン力を魅せつけてくれます。


各キャラのCVはバッチリ。ただ、M&Mゲーでは声優が毎回似たような感じで、今作のそれもその呪縛を逃れられなかったのが残念。特にももぞのさんは流石にちょっと飽きる……すぽコンとかに手を出している人は余計にそう思うかもしれません。
あと、ライターの関係かドリスのみ卑語がなかったのも残念。好みの問題ではありますが。


◆テキスト&シナリオ。

テキストはライター毎のブレがちらほらありますが、基本的には無味無臭。間をあまり作らないタイプのテキストですね。シナリオが重めなのでもう少し、テキストで流れを作っても良かったのではないかと思いました。


シナリオは学園に伝わる魔女の幽霊を見たものは魔女となるという言い伝え、A・B・Cとそれぞれの学力や素行の良し悪しで分けられたクラス、その制度を利用し、裏で暗躍する者達の思惑に巻き込まれたり、首を突っ込んでいくシナリオです。

展開としてはルート序盤にそれぞれのヒロインが魔女となり、その力で引き起こされる悩みの解決。魔女になったことでそれを狙う者達との対決などがメインになります。主人公はヒロインのために一途に頑張りますし、茉奈ルート辺りは力の特殊性・過去の親友の失踪の謎に迫ったりと中々読ませるものがあります。監視カメラの伏線なんかもここできちんと回収されますしね。
後は推測ですが、鏡花・茉奈ルートは恐らく同じライターさん。エロシーンの書き方、上記の伏線回収、ヒロイン同士の絡みが殆ど無い本作で、それなりにあるこの二人の絡み、魔女の設定への追求具合etc……恐らくはこの人がメインライターだと思われます。クレジットの掲載順的に考えれば、すまっしゅぱんださんなのでしょうか。
実際、この二人のルートは王道な展開ではありますが、山場もあり中々面白かったです。この人が全ルート書いてれば間違い無く良作になっていただろうなと思わせるものがあります。他のルートが酷いだけにこの二人は本筋+陵辱展開への移行もしっかりしていましたからね。鏡花・茉奈目当ての方は大勝利と言えましょう。

ただ、複数ライターの故なのか、はたまた途中で考えるのが面倒になったのかは知りませんが、前述したように全ルートで設定やキャラの行動に穴が多いのが気になりましたね。

特にキャラの話のほうでも言いましたが、キャラの行動がとにかくツメが甘い。あんまり挙げるのもあれなので少しにしておきますが、茉奈ルートの川に落ちた茉奈たちを追う先生らの捜索がザルすぎる。あんだけ用心してるのに小屋だけ見ないとかギャグなのか? 同ルートの終盤、勇稀人、茉奈、城之園で危険があるのは分かりきってるのに丸腰で死体捜索に行くのもアレ。そんなに陵辱されたいのか。不用心といえば智美ルートの学食で騒ぐ黒百合の会も警戒心なさすぎるetc……

あと、いすかルートは置いといて、ドリスルートの出来があまりにも酷い。いきなり悟ったかのようにこれは平行世界なのではないか云々言い出す主人公、鼻糞でもほじりながら書いたのかと思わせる、大した描写もなく始まる陵辱、起承転結の承だけ延々と続いてそのまま終わるシナリオ展開etc……あんまりこういう事は言いたくないですけど、このルート書いた人は明らかに戦犯。おまけにドリスだけエロの内容が相当薄い。(尺的にも陵辱的にも卑語的にも)自分の世界に篭っている少女を外に連れ出してあげる、というシナリオコンセプトは王道なんですけどね……。
正直に言うと鏡花・茉奈以外のシナリオには期待しないのが吉。あと、しらせルートは合同で書いたのか知りませんが、グランドルートと思えないほど内容が薄いです。合掌。


◆BGM&ボーカル曲。

BGMは曲数は平均的ですが、ピアノやストリングスを使ったお洒落な曲や怪しげな曲が揃っていてクオリティ高め。背景などと合わせて雰囲気が良く出ています。

ボーカル曲は以下の通り。

OP……The party of seven witches

一曲だけです……ED曲はないんですよ、残念。
ただ、それを補って余りある、みとせのりこさん+厨二歌詞+電子音バリバリの超カッコイイOP! SIRIUSの主題歌は毎回この路線で行くみたいですね。前作の主題歌も良かったですが、今回はそれ以上の素晴らしさ。早くフルが聴きたい。
なみっだーの数だけ罰を下せー。


◆エロシーン。

シーン数は以下の通り。
しらせ……9(本番8)
鏡花……9(本番8)
茉奈……6(本番5)
ドリス……9(本番8)
いすか……8
智美……9
城之園……6
和子……8(本番6)
祥子……1
モブ相手の乱交など……9(本番8)
茉奈&祥子3P……1
鏡花&いすか3P……1
ドリス&智美3P……1
茉奈&智美3P……1
いすか&ドリス3P……1
鏡花&しらせ3P……1
茉奈・ドリス・鏡花・しらせそれぞれとの連戦……1

言うまでもなく圧倒的シーン数。数えるのクッソ疲れる。内容は二回戦は当たり前場合によってはそれ以上も日常茶飯事。これを抜きゲーと言わずしてなんという、というぐらいにエロいです。特に陵辱! 純愛と陵辱エロがあることによって両方のエロが引き立っています。
本来の用途通り抜きゲーとして買うならまず外しません。当たりです。ただ、和子のみ陵辱なしという良くわからない仕様ですが、そこはご愛嬌か。あと、学園長の学生時代が美人だったからエロ欲しかったですね。
唯一にして最大の不満点は、今回はやたらと下着をADVパートで脱がせてCGは最初から裸、というのが多かったのが凄く残念。

女の子の下着を脱がせるのは男のロマンだろうが……! 飛ばしちゃ行けない物ってあるだろうがっ……!

不満はここだけ。いや、着衣もありますけどね。設定資料集に下着姿や私服姿あるのに本編では殆ど使わないという暴挙が凄く気に入らない。不満。下着もキチンとデザインしてくれるM&M絵でこういうことをやられるのが凄く不満なのです。


感想は以上です。
上記の不満点を除けば抜きゲーとしてはいつも通りのアストロノーツで大安定です。絵とエロを求めるのならば当たりです、是非買ってください!
シナリオも鏡花・茉奈は良いのでこちらのヒロインが目当ての方にもオススメです。
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COMMENT

梟さんの評価次第では買おうかと思ったけど。

シナリオ目的で買うにはちょっと…

| まぼろし(幻) | 2013/04/18 15:36 | URL |

>>まぼろし(幻)さん。

いつもコメントありです!

抜き目的には十分選択肢に入る出来ですが、シナリオはちょっとアレですね。
鏡花、茉奈ルートも他のルートに比べれば良いというレベルなので……

| くたばりかけの梟 | 2013/04/18 22:27 | URL |















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