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    BALDRSKY ZERO 感想

    作品名BALDRSKY ZERO
    メーカー戯画発売日2013年9月27日
    原画綱島志朗シナリオ科、雪乃府宏明(補助)
    KOTOKO、thataムービー神月社
    対応OSWindows XP/Vista/7お気に入り度3/10
    ディスクレス点数73点
    プレイ時間約45時間



    うーん、共通ルート辺りまでは素直に面白いなーと思えたのですが、進めるに連れて目立つ不満点とそもそもこのゲームはBALDR「SKY」として出すべきだったのか、という疑問を払拭出来ませんでしたね。

    以下は詳細な感想です。(一部ネタバレ部分は反転で読めるようにしています。また、画像はあくまでサンプルですので大幅に縮小しています。画像の著作権は戯画様にあるため、無断転載はお止めください)



    ◆最大の特徴にしてウィークポイント(?)

    さて、既に綺麗に完結している前作「BALDRSKY」の前日譚としてまさかの発売に至った本作ですが……正直前日譚である必要性が全くない上にそもそも本編に繋がらない気が……その辺りは後で触れるとしてゼロ本編はと言うと真っ先に目に付くのがテキスト。

    今回はライターが卑影ムラサキさんから科さんに変更になったこともあり前作とは百八十度方向性が変わりました。
    ムラサキさんはとにかく癖を無くして読みやすさを最優先にしたテキスト(悪く言うと味気ないとも取れますが)でしたが、それに対して科さんはスラング+遠回しな、皮肉・比喩的表現が多用されており兎に角読み難い……と言うよりは読んでいて「疲れる」テキスト、というのが第一印象ですね。
    一応会話の区切りには主人公のモノローグで会話の意図を纏めてくれるので万が一「何言ってんだこいつ」状態に陥ってもどういう話なのか分からないことは無くも無いのですが、疲れます、兎に角。
    ただ、伏線やシナリオの構成自体は素直なのでテキストに惑わされなければなんとか把握はできます。後は本作独自の用語については説明が入りますし、当てられてる漢字を見ればどういうものか分からない、というような事もほぼないハズ。
    個人的にはどこぞの厨二ゲー並みの過剰なレトリックは一場面で使うなら効果的でいいと思うのですが、全文に渡って使うのはごちゃごちゃし過ぎるので勘弁して欲しかったですけどね……。
    一つだけ擁護しておくとこういうテキストを書けるということは力があるのも確かなので、今後化けそうな方だとも思いました。ムラサキさんと足して二で割ると良い感じになりそうです。

    そう言えば変わったといえば原画ですが、個人的には悪く無いと思います。漫画家さんらしくデフォルメ色強い絵もありますが、表情豊かで差分も多くいい感じです。

    イメージ213イメージ215
    イメージ212イメージ209

    ただ甲さんの立ち絵はやはり柔らか過ぎます。綱島さんご本人も今ならもっと似せられると右の絵を挙げていたので立ち絵は延期の際に描き直して欲しかったですねー。

    イメージ2165555.jpg


    ◆シナリオはどうなのか&本作のテーマ(完全主観)

    出来については良いか悪いで言えば「良い」と思います。
    本作の掲げるテーマは「各々が望む戦争」。エゴとエゴのぶつかり合い、そしてそれを信じて貫き通すことが出来るか……すなわちスカイ本編から続く大テーマである「Believe your justice」。(スカイからずっとOPムービーに仕込まれていたこのワードですが、本作のOPにも入っています)
    これに関しては良く描けていたと思います。主人公側のみならず、敵やサブキャラにもそれぞれが何のために戦うのか、それによって犠牲となるもの、自分の中での折り合いはどう付けるのか、そもそも何故そのような戦争を望むようになったのか……etc
    主人公・ヒロイン・敵・サブキャラ全てを巻き込み、ぶつかり合いや回想をもって展開されるそれは熱量のあるものでした。それを担うことになるキャラの立たせ方も十分。
    ただ、ケイルート……これに関してはどうにも擁護できませんね。ケイルートのシナリオはぶっちゃけてしまうとキャラや世界の設定を掘り下げるためだけの内容な上に、人との繋がりをメインに据えた割りにはその辺りの心情の描写などがまるで足りないお陰で(もっと言うと兄弟の話なのに殆ど一側面でしか描かれていない)まるで感情移入も何も出来ないまま終了。
    正直クソとしか言えませんでしたね。まあ、これに関してはロックが掛かったtrueルートがある弊害とも言えるので仕方ないのかもしれませんが、もう少しなんとか出来たよなあとも思いました。
    後は全体を通してみると重い話が渦巻いているのですが、後半以外は割りとノリは軽めです。
    これはスカイ本編では味方がレイン一人かつ、根無し草の傭兵だったお陰で張り詰めていましたが、今回はきちんと部隊所属で基地もあるので比較的余裕が有って安定していることに加え、エド含め味方のキャラのノリが非常に軽いせいですね。なにせ日常パートだろうが任務中だろうが洋画の登場人物並みの下品なワード+くだらないトークをかまし続けますからね(これに関しては貶している訳ではないです)。
    あとは基本的に俺つえーノリで味方に全く被害が出ませんしね。そして味方以外は徹底的に貶していく……なろう小説かな?

    イメージ210イメージ211

    一応、黒犬(仮想世界に行くと常に感じる視線的なもの)という本作独自設定の対策、つまりは気を紛らわすためにアホな会話をするという名分がありますが、この辺りは合わないとキツいと思います。また、緊迫感とかそういうものも期待しないほうがいいですね。

    補足で前作は各ルートに搭載されたGOODENDよりも記憶に残るNORMAL&BADENDがありましたが、本作はそこら辺が殆ど無かったのが痛いですね。ニラ缶を彷彿とさせるフランBADENDがくらいでしょうか。
    NORMALとBADは非常に楽しみにしていたのでここが残念でしたね。


    ◆主な購買層であろう無印ファンとして気になる所

    ズバリ前作続投組のキャラクターである甲さん+レイン+永ニ+シゼルの扱い。
    後者二人に関して、特にシゼルは出番も多い上にDiveXで見られたような見た目や普段の言動に反して可愛い所もあるよ、的な所が描かれるので十分すぎるほどに優遇と言えましょう。キャラ崩壊とかもしていないです。永二は正直無理に出す必要あったの? というぐらい出番が少ない上に別キャラで代用可能なポジションでしたが、こちらも相変わらず器が大きくノリの良いおっさんでした。
    時間が経ち、冷静になった今となっては甲たちに比べればマシというだけで十分酷かったですね。

    ※以下は私怨がかなり混じっているので伏せ字。

    ……で、肝心の前作主人公の甲さん+ヒロインであったレインですが……まあ、レインはともかくとして甲さんの扱いが非常に悪い。
    特殊な事情があるとは言え、悪い。最強のシュミクラム乗りとか称され、事実ゲームパートでもかなりの強さを見せてくれますが、その実態は単に復讐しか見えていない視野の狭い脳筋野郎扱い。
    終始スコールメンバーの都合の良い駒&引き立て役&説教の受け手として散々な扱いにされるその姿(おまけに余計な十字架まで背負わされる)には燃え盛る怒りを通り越して灰のようなやるせなさしか覚えませんでした……このライターはどうしても自分で作ったキャラを優位に立たせたいのかと邪推したくなりましたよ。というか実際そうだろ、これ。SKY本編キャラへの叩きが徹底的過ぎるもの。
    「あの人強いけどそれだけだよね(笑)」、「私はあの人の部下にはなりたくない(笑)」、「付き従ってる人が可哀想~(笑)」etcetc……と本人が見ていない所でひたすらディスられる甲さん……御労しや。
    特にアレだったのがtrueルートでエドが甲さんに対して空をだしにした挑発をやる場面はもうね……私はエドもまあ嫌いじゃないのですが、あの時ばかりはプレイヤーキャラを甲さんに変えて殺したくなりましたね。散々小馬鹿にされた後で空を終わった女扱い+それに囚われるお前はアホだな、トラウマ必至の悲惨な死の瞬間を茶化すなどと。挑発にしても酷い……EDで甲はレインとくっつけられるし……スタッフはDiveXでは飽きたらず、ゼロでまで空を貶めたいのか、レイン以外はどうでも良いのかと……取り敢えず私みたいに甲さんと空が好きな人、BALDR SKY本編が大好きな人にはオススメしません。記憶を消したいぐらいです。
    ついでにぶっちゃけると自分のことは棚に上げて甲とレインをコケにするフランとかいうクソガキは大嫌いです。ヒロインに死ねと思ったのは久しぶりですよ……なんで「SKY」が大好きだから手に取ったのにそこを全力で貶されないといけないんだ。科とかいうクソライター頼むから死んでくれ。GOサインだしたスタッフも死んでくれ。

    あとゼロのキャラを後から怒涛の勢いでスカイ本編の色んな所で関わってましたーみたいな後付をしてくるのもちょっと気になりましたね。なにしろ肝心の本編では本作のキャラたちは居る気配すらないのですから。

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    そう言えばカゲロウは本編よりカッコよく見えましたね。


    ◆ゲームパート

    3Dになりましたが、操作が劇的に変わった、ということはありませんね。基本的に今までと同じ感覚でプレイできると思います。
    ただ、武装枠が3枠減少して空中移行技が無くなり、空中で延々とコンボを繋げるのが不可能になったのは大きな変更点でしょうね。また、回数制限がありますが、前作で言う千手がプレイヤー側も使えるので、相手の隙を突いて怒涛のコンボを決める格ゲーのような感じから、ボタン適当な連打でも倒せる無双的な触りになりました。
    勿論的によっては連打だけでは駄目ですし、武装や新しく追加されたジャンプなどを使って立ちまわる必要がありますが。
    後は難易度変更があるものの全体的に敵は弱いので初心者の方でも十分クリア出来ると思います。特にケイルートのラスボスはプラグイン全切り+棒立ちでも中々死なないくらいに貧弱なので余計に。他ルートのボスも弱いです。

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    ちなみに前作では自機はニゲージが上限だった耐久力もプラグインを使えばご覧のとおり三ゲージ? 分くらいまで伸びる安心仕様。

    感想は以上です。
    ゼロ単品で見ると多少の不満点はあれど良いゲームだったと思うのですが、どうしても「SKY」の前日譚として見ると低く見ざるを得ませんね。完全新規作では駄目だったのでしょうか……。
    あと続編をもし出すならチャーリーのエロをください。

    | エロゲ感想 | 02:47 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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