2013年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年09月

    | PAGE-SELECT |

    ≫ EDIT

    ギャングスタ・リパブリカ 感想

    作品名ギャングスタ・リパブリカ
    メーカーWHITESOFT発売日2013年7月26日
    原画ミヤスリサシナリオ元長柾木
    柚子乃、大島はるな、shizuku、美空なつひムービーyokota
    対応OSWindows XP/Vista/7お気に入り度6/10
    ディスクレス点数67点
    プレイ時間約22時間(管理人基準)

    正直、一部終了後は地雷を踏んでしまったか……と半ば終戦ムードでしたが、後半ではそれなりに。
    ただ、話の性質と自分の期待値が高すぎたせいでイマイチ乗りきれずに終わってしまったかな、という印象。
    自分にとっては初の噂に名高い元長さんの単独作品だったのでそこら辺を膨らませすぎたという気もします。

    以下は詳細な感想です。(一部ネタバレ部分は反転で読めるようにしています。また、画像はあくまでサンプルですので大幅に縮小しています。画像の著作権はWHITESOFT様にあるため、無断転載はお止めください)




    ◆攻略ヒロイン&ルート構成

    攻略出来るヒロインは禊、こおり、ゆとり、希のメイン四名。

    ルート構成ですが結構特殊な作りになっています。第一部と第二部の二部構成で第一部、第二部共に四人のヒロイン固有ルート有り。大図書館の羊飼いとかなり似てます。
    選択肢はやたら多いですが、基本的には狙っているヒロイン寄りの選択肢を選べばOKです。一つ注意点としては全ヒロインのフラグを折ることで入れるBADルートがあることですね。内容的には見なくても良い代物ですが、第一部のBADには専用CGが用意されてるので要回収。
    また、第二部はED自体は四人のヒロインにそれぞれ一つですが、選択肢で過程に大きな変化が起こります。

    推奨攻略順は特に無し……ですが第二部のこおり、禊ルートのみ特定の経過を経ると後日談、Genesisルートが開放されます。これがかなり重要度が高い内容……というよりギャングスタの核心部分であるため、これらは後回しにすることをオススメします。個人的には禊よりもこおりラストを推奨。
    Genesisの入り方は……(微妙にネタバレかもしれないので伏字にします。二部で何らかのEDにたどり着いた人は見ても大丈夫です)こおりの場合は調整などは必要なく、こおり一筋を貫けば入れます。禊の場合はこおりと対立するように調整しないと行けないので、基本的には禊に肩入れしつつ、それ以外ではこおり寄りの選択肢を選べば入れます。
    ちなみに同様の方法でルート内での対立相手を操作することが出来るのでCGが埋まらなかったりする場合は試してみてください。



    ◆システム周り

    スキップ、バックログ、オートモード、個別のボイスオンオフ設定、右クリックでのウインドウ消去などに加え、解像度変更、ムービーの音量設定、セーブデータ削除・移動・コピー、前の選択肢に戻るetc……が備わった高水準なシステム。基本的に猫撫の時と変わりはありません。
    ただ、唯一の不満はムービーの音量設定がOPにしか対応しておらず、EDはBGM音量のほうが適用されるのが残念でした。


    ◆CG

    イメージ187イメージ188
    イメージ189イメージ190


    赤眼鏡! 赤眼鏡!
    全体的に柔らかく丸っこい感じですが、ハイライトの入れ方とやや大きめな瞳の描き方が特徴的。大きさは兎も角、妙に眼力があります。右上のこおりみたいに心ここにあらずな状態やキャラが真面目な表情してる時は特に惹き付けられましたね。
    また、この方が描く巨乳キャラの(言い方が悪いですが)だらしない身体つきが非常にエロいです。
    ただ、今回も猫撫に引き続きCG枚数は80ちょっとと少なめなのが残念。差分も抑え目。


    ◆キャラクター&ボイス

    キャラクターの個性は十分に出ています。ただ、狙ってのことなんでしょうけどキャラ付けが直球というか、朝迎えに来る幼馴染とかこの手の媒体に触れたことがある人ならそれなりの回数で遭遇したことがあるであろうキャラクター像が多目になってます。(例外も居ますが)
    ただ、その直球だけでは終わらないとだけ。

    主人公の叶は……一見すると確固たる「悪」の価値観を持っていて能動的な感じがしますが、割りと奥手。基本的に馬鹿になるのは悪に関することだけなので通常時は常識人。特に不快になるとかはないですが、ヒロインに喰われ気味でしたね。ざっくり言うと地味。


    以下は男女別お気に入りキャラ。

    男……なし。
    女……こおり、希、叶のお母さん。

    シナリオの方でも書きますが、今作の最大の特徴の一つといっても言いのがキャラクター。
    何が特徴的かというと個々人の主張が一貫してブレないこと。これがキャラとシナリオを支える上での強力な土台になっています。

    各キャラのCVは概ね合っていたと思います。ただ、禊はキャラ設定だけ見てた頃はもっと意志の強さを感じさせるしっかりした声じゃないと合わないだろと思っていたのですが、いざやってみるとこれはこれでと思えましたねー。
    でも、シリアスな場面ではちょっと声が弱すぎて声優さんがキャラに喰われてる感がありました。残念。


    ◆テキスト&シナリオ

    テキスト自体はそこまで特徴はないですね。地の文少なめのエロゲテキスト。


    そしてシナリオ。第一部はコミュニティの形成と成熟過程を見せるのが目的なのでひたすらにギャング部の何気ない日常描写の連続。この過程が第二部に大きく掛かって来るので必要な描写であることは重々承知なのですが……

    ぶっちゃけ退屈

    いや、日常シーンの質自体はそこまで悪くはないですし、上で言ったとおり、それ自体も意味を持っていて、第二部でメインとなる展開への種もさり気なく蒔かれているのですが、それを踏まえた上で長い! 冗長と言ってもいいレベル。
    この長さなのですが、単純にそれに割かれる尺が長いのもありますが、第一部時点ではこの描写の意図や主人公たちの目的が曖昧なため、かなり苦痛に感じます。いや、ホントに悪い意味で着地点が見えない中での延々と続く日常はきついですよ。また、ギャングスタに関しては普通の萌えゲーと違って明らかにこの先に何かがある、という前提があるためそれを延々とお預けにされるのも辛い。
    やるならやるでもっとコンパクトに纏めるかもうちょっとこう刺激が欲しかったですね。正直、第一部の全ルートを終わらせる頃にはクソという言葉を連呼したくなりました。ここが個人的にギャングスタ最大のマイナスポイント。

    で、話は変わり第二部について。
    第一部で見せたコミュニティの形成と成熟の過程の先……本作の見どころであるコミュニティ内での思想対立が扱われます。第一部部分でもそれとなく書かれていましたが、第二部ではそれがついに表面化。ガチの舌戦が展開されます。
    ただ、対立
    するとは言っても相手を完膚なきまでに論破する喧嘩ではなく、あくまでディベートや論戦と言ったところ。
    論破ではなく意見をぶつかり合わせてより良い意見を導き出すのが目的のように思えました。これは第一部でキャラ同士が日常によって触れ合い、繋がり、理解を深めているからこそ出来る描写でしたね。それだけにお互い一歩も引かないその様は壮絶でした。
    殺し合いとか恋愛関係がこんがらがってのいざこざじゃなくて、譲れない考え方による対立はエロゲでは凄く新鮮だったこともあり、かなり楽しめましたねー。個人的には禊対ゆとりの上に立つ者としての在り様の対比が特に良かったです。


    そしてその先にあるGenesis。これは禊とこおりルートの二種類のそれがありますが、対になっている気がします。最終的にループを捨てて子供から大人になる禊ルートに対してこおりルートは……うーん、なんと言ったらいいんだろう。ループは捨てるけど捨てない選択と言うか敢えて子供のままで溺れる衆生も溺れていない衆生も救うというか……自分が何言ってるのか分からなくなってきました。
    ただ、ここで出てきた子供の王国、というのがこの作品を体現していると思います。ループや心に抱えたガラクタが象徴するように大人になることが出来ない子供たちの物語。


    あ、コスいですけど予防線でも。自分、馬鹿なのでここで書いてることは的外れの可能性が大です。あくまで自分が感じたことなので話半分に。というより誰か親切な方、ギャングスタの解説をおねがry


    ◆BGM&ボーカル曲

    BGMは曲数は31と多目。相変わらずストリングスを押し出したクラシックなモノが多く。クオリティも高水準。

    ボーカル曲は以下の通り。

    OP……モラトリアム・クラスタ
    第一部ED……Zillion Zest
    第二部ED……I Miss You
    GenesisED……Orchestral Score

    の全四曲。それぞれいい曲ですけどモラトリアム・クラスタがあまりにも圧倒的だったかなという印象。色んな意味で本作の主題歌。
    Orchestral ScoreはボーカルよりもBGMとして使われている方が印象に残りましたねー。


    ◆エロシーン

    シーン数は以下の通り。
    禊……4
    こおり……4(本番3)
    ゆとり……4(本番3)
    希……3

    シーン数は平均的……なのですが、同一シーンの分割で水増しされていたりするのとなにより酷いのが希。本来回想枠に4枠登録されているのですが、そのうちの一つがピロートークだけどいう謎の水増し。
    公式サイトの改ざんもそうですけどこれはちょっと擁護出来ないかな、と言わざるを得ません。シーン自体はやや短めながらも普通の和姦。絵がエロいので実用的……か?

    あ、でもこおりのパイズリフェラは流石に夏野さんだけあって異常なエロさでした。久々にじっくり聴きましたけどなんだあの音。反則過ぎる。

    感想は以上です。

    面白くはありましたけど、マイナス要素が個人的に大きかったのが痛かったですね。やはり、序盤で何かしら魅せてくれないと辛くてしょうがなかったです。

    | エロゲ感想 | 10:34 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

    | PAGE-SELECT |